修理について|おひつの底板交換
柴田慶信商店では、自社の曲げわっぱ製品の修理を承っております。本日の投稿は、おひつの修理実例のご紹介です。
長くご愛用のおひつに水漏れしている箇所がある、とご相談をいただきました。事前に写真を送っていただいたところ、側面の板と底板との間に、隙間が生じているようです。
隙間埋めのお直しのみでは、また隙間がすぐに出る可能性があるため、今回お客様にはおひつの底板交換(有料修理)をお勧めいたしました。 おひつ本体に新しい底板をはめこみ、裏側を切り輪で補強する、という作業です。 底板を内側に入れるため、これまでより容量が減り、全体の形状はよりコンパクトに仕上がります。その旨をお客様にご了承いただき、修理作業を進めました。底板交換と併せて、磨きメンテナンスも施します。下の写真は。すべての修理作業完了後に撮影したものです。
おひつをお受け取りになったお客様からは、御礼の言葉と共に、
きれいになっていて感動しました。大切に使います。
と添えられたメールをいただき、そのひと言にほっといたしました。
修理のご相談をいただいた場合は、事前にメールやお電話でお困りごと、現在の状態等をお伺いして、職人が現物を確認した後に具体的な修理内容をお客様にお伝えしております。修理だけではなく、ご自宅で可能なメンテナンスのご相談も対応可能です。
皆様に末長くご愛用いただけるよう、最善のご提案が出来るように努めさせていただきます。