商品研修〜和せいろ〜|秋田本店の風景

秋田本店は、1月4日より営業を開始いたしております。 ⁡

新年からは職人、事務員ともに商品知識の充実を図るため、伝統工芸士の柴田昌正が、主要な曲げわっぱ製品の解説を朝礼後に行なっております。

本日の解説は、白木和せいろについて。 ⁡和風、洋風、中華、様々なメニューをお楽しみいただける、年々人気が高まる商品です。

元々和せいろは飲食店や菓子店に販売するため、製造をしてきましたが、料理家の方のアドバイスにより、家庭用にも販売をするようになりました。その際に生まれたのが、使い勝手を考えた、七寸サイズです。4合のもち米を蒸すことが出来、茶碗蒸しも4〜5個ほど作ることが出来ます。

(写真は五寸サイズ、樺綴じは旧デザインです)

胴体の”曲げ輪”の合わせ目のみに接着剤を使用しており、格子や切り輪は竹釘で固定をしております。敢えてシンプルな作りにしているのは、お弁当箱よりも火に近い過酷な環境で使用するため、後から修理がしやすいようにするためです。

効率的に蒸し上げるため、付属の蒸し台は蒸気を集中させる一つ穴です。和せいろはご自宅の鍋に本体を直接置くことも出来ますが、鍋の直径が小さい場合などは、本体に火が上がるのを防ぐため、蒸し台のご使用をお勧めしております。

材料について、製作について、知識を蓄えることで、よりよい作り手、曲げわっぱの届け手を目指します。

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