柴田慶信商店の足あと -4-|三角べんとう
秋田本店にて、あのお弁当箱の元祖?を発見しました。
製作当時の図面には、「三角べんとう(おにぎり用)」と書かれています。
おそらく30年ほど前のこの作品、現在販売している白木おむすび弁当箱三角よりも大きめ。丸みのあるフォルムではなく、やや平たい印象です。
樺綴じが細かい模様になっている理由を職人に聞きました。
おそらく、曲げ輪の合わせ目に現在の接着剤よりも強度が低い、膠(にかわ)を使用しているため、補強の目的で綴じ目が多いのだと思う、とのこと。
おむすび三角のいま、むかし。
せっかくなので、並べて撮影してみました。
🍙
秋田本店に眠る、柴田慶信商店の歴史を刻んだ曲げわっぱ。他にもまだまだ、ございます。
今後の投稿でも、過去の作品を紹介させてくださいませ。