商品紹介|臍帯箱
東日本大震災から、今日で13年。
この大震災で犠牲となられた方々に弔意の意を表しますとともに、ご冥福をお祈りいたします。
震災以降、「絆」という文字を多く目にするようになりました。 絆は目で見えない、金銭的な価値で測れないもの。未曾有の災害は隣り合う人との対話、交流、支え合い…社会的なつながりを強く意識させる出来事でした。
臍帯箱は東日本大震災をきっかけに生まれた商品です。
臍帯箱
税込価格:5,500円
サイズ:φ8.2cm × H3.7cm
*サービスで生まれ年の干支をお入れすることができます。
目にみえる絆、親から子へ、子から孫へと繋がれてきた証、「臍の緒」を仕舞うための曲げわっぱ。 古くから日本では、誕生の記念に臍帯を保存しておく風習があります。手に取りたくなる手触り、優しさをも感じられる容器で保管する事で、時には思い出し自分のルーツを考え、先祖への感謝と今を大切にことを改めて思うきっかけになればと考え、伝統的な曲げ木工技術で製作しました。工房全体でものづくりに取り組みたいという思いから、干支の焼印デザインは当時勤務していた女性職人手がけています。
「丸」型の小箱。「まる」は、愛らしさもさることながら、欠けたところや角がなく、そこに安定して存在し続けるための理想的な形であると言われ、親子の絆を収める箱として最良です。 天然杉のぬくもりと共に、家族の絆を大切に保管する臍帯箱は、目に触れる場所に留めておきたくなるような仕上がりを目指しました。
臍帯箱には天然杉の白太部分を使用しております。従来は端材とされてきた白太部分ですが、乳のような柔らかい色を持つとともに、心材よりも緻密な年輪の柾目模様を得やすい材料です。素材の魅力を引き出すものづくりを心がけました。
2013年にグッドデザイン賞を受賞いたしました(雑貨/日用品)。
皆様は臍帯箱をどこに保管しているでしょうか。
母子手帳や赤ちゃんのお洋服、記録や思い出の品と一緒に保管している方も多いのではないでしょうか。
臍帯箱を手に取るとき、様々な思い、記憶が到来することと思います。母と子が繋がっていたという絆、しるしに触れることで、命の尊さ、お互いを大切にしよう、思いやりを持って関わろうという、その行動が自然に生まれるきっかけになると私たちは考えております。
*現在、白木製品への焼印(名入れ・干支イラスト・創作和柄)のご注文を、諸事情により一時受付を休止させていただいておりますが、白木臍帯箱につきましては、商品のコンセプトを鑑み、特別に干支の焼印のみ受付させていただいております。