白木おひつ・飯切のご使用について

柴田慶信商店の定番品、おひつと飯切について。
水分をよく吸収してほしいおひつと飯切のほか、飯器、玉の湯弁当箱は、材料を二重巻きにして、厚みをもたせた作りにしております。

今日の投稿では、その特性による、木の動き、変化についてご説明いたします。

白木 (無塗装) 仕上げの商品の場合、木は濡れると膨張し、乾燥すると収縮する性質があるため、商品が置かれた環境 (室温・湿度など) により、少しずつ変化いたします。私どもはこれを、木の動きといいます。 おひつ・飯切の二重巻きの部分は、「木の動き」により隙間が出る場合がございます。

写真は、二重にした板の間に隙間が出来た状態です。特に、作り立ての曲げわっぱは、乾燥しきっているため、吸水力が高く、材料が膨張しやすく、隙間の原因が生じやすい状態といえます。

しかしこの隙間は、ごく自然な経過であり、亀裂ではございません。修理をする必要はなく、ご使用にはなんの問題もございません。

商品は伝統工芸士が製作を監修し、担当が責任を持って検品し、皆様のもとにお届け致し ております。柴田慶信商店の曲げわっぱは、手作業で作った昔ながらの道具ゆえ、機械製品のように均一なものではございません。そして、ご使用に当たってはご不安やご不便を感じるお客様もいらっしゃるかと思います。しかし、日々のお手入れの仕方により、道具は使いやすくなるものです。

現在、二重巻き製品を購入のお客様には、説明書を同封させていただいております。

もし商品をお使いの上で不安なことがございましたら、一度弊社にご相談下さい。ご使用 の仕方・お手入れ方法のご相談も承っております。

何卒ご理解の上、ご購入、ご使用していただけますと幸いです。

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