欧州プロモーション|2024年を振り返る

本年は3回にわたり、イタリアにて大館曲げわっぱの展示会をおこないました。

一連の展示は欧州でのプロモーション展開や販売計画の策定を目的とした、大館市の取り組みでございます。大館曲げわっぱ協同組合所属の栗久様・りょうび庵様・E-08様・工房るわっぱ様、そして柴田慶信商店の5社が出品いたしました。

4月に開催された「フォーリ・サローネ」では、現地在住のデザイナー、喜多俊之様によるキュレーションにより、備前焼と大館曲げわっぱの作品がミラノ大学の回廊に並びました。同期間中には、2つの伝統的工芸品の技術で仕上げられた照明器具も展示。

7月にはTime&Style社様のご協力を得て、同社がミラノに構えるショールームにて特別展示を開催いたしました。連日多くのご来場者様で賑わい、現地スタッフが感想、意見をリサーチしました。

その後、ファエンツァの「十月日本祭」にもファエンツァの「十月日本祭」にも大館曲げわっぱ計33点が展示されました。柴田慶信商店からは、白木仕上げの曲げわっぱと共に、今年デビューしたばかりの「源平」を展示。一連のプロモーションにご協力された陶芸家の平井智一様による、マジョリカ陶器とのコラボ作品も紹介されました。

ご来場者様は曲げ木の技術や、杉の柾目の美しさに感動する一方、大館という土地に関心を持っていただけたとの嬉しい報告も。

食器だけではなく、インテリア、オブジェなど…様々なニーズに触れ、伝統工芸の可能性を感じる貴重な機会となりました。

写真提供(3〜10枚):大館市

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