街の風景|曲げわっぱのふるさと大館

日本国内にはさまざまな「曲げ物」があります。「わっぱ」「メンパ」「めんつ」など、呼称も様々に、ふるさとの気候や風土に応えるように、それぞれが曲げ物の文化を形成してきました。2022年5月現在、「大館曲げわっぱ」は国内の曲げ物の中で唯一、国の伝統的工芸品に指定されています。

その起源を先史時代に遡るとも云われる曲げ木工。大館曲げわっぱは江戸時代に武士の副業として製造が奨励されたと云われ、郷土の工芸品として親しまれてきました。

近年、大館市は秋田犬、ハチ公のふるさととして注目されています。駅前のハチ公像だけではなく、お菓子、マンホールの蓋まで秋田犬のモチーフが街には沢山。
それに負けず、曲げわっぱのモチーフも市内随所で発見できます。こんな所に!あんな所に?
「曲げわっぱのふるさと」としての大館をぜひご覧ください。



写真は市内の西大橋の上で撮影したもの。欄干に等間隔で見られる装飾が曲げわっぱです。


おひつ、漆盆、湯桶…秋田杉も沢山!

この橋が出来た頃、お茶道具のご注文が多かったのかしら?
曲げわっぱを取り巻く当時の製作環境について、ついつい想像を巡らせてしまいます。

おまけ
 
いよいよ暑くなってきたので、
手作りうちわを出しました

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