特製めしびつ 〜現代の名工表彰記念~

炊飯ジャーからご飯を茶碗によそうとき、
お母さんは子供たちに背を向けるだろう?
おひつを食卓に出せば、家族と向き合って食事の準備が出来る。

これは柴田慶信商店の創業者である慶信の言葉。
家で過ごす時間と、大切な方といただくご飯が、より優しいものであるように。柴田慶信商店が大切に作り続けてきた白木のおひつには、慶信の思いが詰まっています。

昨秋、柴田慶信は現代の名工として表彰されました。そして、慶信が始めた小さな会社は、創業55年。

柴田慶信商店では皆様への感謝の気持ちを込め、《特製めしびつ》(3合用)を企画、製作いたしました。


製作に使用した天然秋田杉は、いずれも節のない12尺の高良質な材料。材料は一つ一つ慶信が厳選いたしました。 元々は大型のお茶道具製作のために、柴田慶信商店が大切に保管してきた材料です。お茶道具には均一で優美な柾目が要されます。

お茶道具の需要が以前より少なくなった今、この材料で何を作ろうか。材料に問いかけられるように、めしびつの構想が始まりました。
長年材料を仕入れるたびに、少しずつためてきた天然秋田杉。 北国の自然の中でじっくり時間をかけて丈夫に育ったこの材料を、暮らしの中でも長く生きてくれる道具に。 作り手として晩年を迎えるために作りたいものーー真っ先に頭に浮かんだのが、白木(無塗装)のおひつでした。

「”渾身の作”と言えるものを」
自分の原点を振り返り、実息の昌正や若き工芸士の力を借り、ようやく実現した《めしびつ》。慶信は多くを語らずとも、自らの「手」と、そこから形作られる曲げわっぱを以て、自分の後ろを歩む者たちにものづくりの心を伝えています。

《めしびつ》は来月より、柴田慶信商店のオンラインストアと直営の4店舗にて順次販売を予定しております。 商品ページは現在公開準備をしておりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

*1月31日更新*
《特製めしびつ》販売ページ

*販売開始前は「売り切れ」の表示が出ております。

《特製めしびつ》販売ページ
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