樺綴じ模様3種 商標登録完了のご報告

柴田慶信商店が出願しておりました、「子持ち縫い」「鱗綴じ」「両鱗綴じ」が、この度特許庁より登録商標として正式に登録されましたことを報告いたします。

⁡⁡大館曲げわっぱをはじめ、日本の様々な地域で作られる曲げ物の「綴じ目」には古くから山桜の皮(樺)が用いられてきました。古くには合わせ目の補強としての役割がありましたが、接着剤製造の技術も進展した現在では、装飾的な機能を果たしております。

この度商登録されました商標は、「子持ち縫い」「鱗綴じ」「両鱗綴じ」の3種類の樺綴じ模様です。古い曲げ物に学んだ慶信が考案して以来、現在に至るまで大切に受け継いできました。

子持ち縫い(登録第6678653号)

…親と親の間に子どもがいる様を表しました。子孫繁栄を願う模様として縫われております。

鱗綴じ(登録第6678654号)

…古くから厄除けの意味があるとされてきた鱗文様。おひつや飯切など、大型の製品に施しております。

両鱗綴じ(登録第6678655号)

…ふたつの鱗が向かい合う模様。より装飾性を高めたこの模様は、飯器やシャンパンクーラーに施しております。

親から子へ、子から孫へ
いつの時代にも変わらぬ大切な思い、願いを込め、これからも技術の研鑽に努めてまいります。

今後とも柴田慶信商店への変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

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