商品紹介〜丸三宝〜

丸三宝という神具は、日本人には欠かすことのできない、四季折々、節目節目には必ず使用され、作られ続けてきた道具です。 ⁡

丸三宝四寸
白木丸三宝六寸 ⁡

柴田慶信商店では、様々な場面、場所での使用を考慮し、複数サイズの白木丸三宝を展開しています。各家庭の暮らしの中で使用していただき、選んでいただける、四寸、五寸、六寸、八寸、組立の「丸三宝」としました。(オンラインストアでは六寸までの販売です) ⁡
自然に寄り添う営みや、美意識、祈りを形にし、継承してきた道具としての丸三宝。折々の行事や季節のしつらいにお使いいただきたい一品です。 
2013年グッドデザイン賞受賞(家庭用品・機器・設備)

三宝について

三方ともいい、上の折敷と、曲げ物の器台から成ります。古くから用いられている神饌の容器です。 人が自然の恵みとしていただいた食材でお料理を作り、神饌としてきれいに盛り付け、調進します。神饌調進には土から作られたお皿や碗、木製の盆などさまざまありますが、方形、円形の曲物容器が多く遺されています。 三方の台の部分(曲げ物器台)と、上の折敷は、元々は単体で神饌容器として使用していたそうです。

現在は方形の三宝が、多くのご家庭にあるかと思います。四角い三宝は方形の折敷を白木(素木)で作り、三方に穴眼像(くりかた)と呼ばれる穴の開いた台に、折敷を載せたもの。地域により材料はヒノキ、スギなど。古代には食事用にも使われました。 伊勢神宮においては、丸三方を使っています。 ⁡
方形の角三宝と違い、丸三宝の曲げ物器台には穴がありません。板を十字に組み合わせたものなど、器台の形はさまざまです。 ⁡

丸前角向こうについて

茶道の置き合わせで、よく聞かれる言葉です。丸いものは樺の綴じ目がある方が正面、挽曲げは綴じ目を向こう側にいたします(綴じ目がない方が正面)。
丸三宝の場合、上の折敷の綴じ目を神様側に向けます。

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