商品研修|おさなご弁当箱・長手弁当箱

おさなご弁当箱は小さなお子様の手が添えやすい曲線、サイズであることがネーミングの由来。上から見ると花びらのような可憐なシルエットです。

長手弁当箱は、マチの狭いカバンにしまいやすい形状の弁当箱。手ぬぐいで包むのにちょうどいい大きさ。

おさなご弁当箱・長手弁当箱は、2011年に食卓・調理用品部門にてグッドデザイン賞をいただきました。

商品名こそ違えど、本体の縦幅(奥行き)は同じ。本体はいずれも伝統的な技法で底入れ技法で作り、隙間が出にくいよう切り輪を入れています。

独特な細身の形は現代の暮らしを考え、出来上がりました。 きっかけは工業デザイナー・秋岡芳夫先生が、「ビジネスバッグに入るような形を作ってはどうか?」とのアドバイスで長手弁当箱が誕生しました。その頃は、小サイズと大サイズのみでの展開でした。

その後、会社勤めをしている女性からのリクエストで、おさなご弁当箱が生まれました。 その後も、少しだけ本体の縦幅を大きくした長手弁当箱の中サイズ、サンドイッチが入れやすい深型(下の写真左、小サイズの深型)、おむすびを入れやすく深さをつけたおさなご弁当箱の390mlや、2段使様…
…など、お客様の声に応え、暮らしの形に寄り添うように、2つの形のバリエーションが広がりました。

独特な細身といえば…過去にはこんなお弁当箱もありました。

こちらはモノモノ弁当箱大サイズです。秋岡芳夫先生を中心に集まった「グループ モノ・モノ」の依頼で製作いたしました。

モノ・モノは有志での集まりが始まりですが、「もっと暮らしの中にクラフトを」とのキャッチフレーズを掲げ、現在も多岐に亘り活動しています。同グループが1971年に丸善クラフト・センター・ジャパンで開催された「今日のクラフト展」は、現在百貨店でおこなわれる「展示即売会」の先駆けのような催し。各地の職人が販売に立ち会い、お客様と直に対話するというスタイルは当時珍しかったようです。


柴田慶信商店では現在も定期的に、百貨店で開催される展示販売会に参加させていただいております。

今月23日(金・祝)からは、松屋銀座に日本各地の伝統工芸が集まる「銀座名匠市」が始まります。 会場にお越しの際には、ぜひ作り手にお声がけくださいませ。ご購入になる商品やお手入れについてアドバイスさせていただきます。皆様に愛着の湧くお品を長く使っていただけるよう、各種メンテナンスや特注品のご相談も承ります。

会 期:2024.2.23 (祝・金) - 28(水)
会 場:松屋銀座 8階イベントスクエア @matsuyaginza
時 間:午前11時 → 午後8時 ※2.25(日)は午後7時半閉場、最終日2.28(水)は午後5時閉場
イベントの最新情報は、Instagram( @kougei_event)と下記リンク先にてご覧ください。
全国伝統的工芸品祭「銀座名匠市」 


※長手弁当箱の深型は現在、直営の実店舗のみで販売しております。詳細をご希望のお客様は、お問い合わせいただけますと幸いです。

有限会社柴田慶信商店 秋田本店

〒017-0044 秋田県大館市御成町二丁目15-28
T&F 0186-42-6123 info@magewappa.com
定休日 土曜日(第四土曜日をのぞく)、日曜日、祝日
営業時間:午前9時~午後5時

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